福岡市城南区はゴミ出しは夜が常識！

福岡市城南区にこれから住む場合、その地域のルールに従って暮らしていく必要があります。
地下鉄やバスの乗り方のルールや、城南区に住んでみないとわからないご近所の決まり事などもあるでしょう。

初めて福岡市に住んでみて、驚く人が多いルールが「ゴミ出し」のルールです。
一般的なゴミ出しといえば、朝の9時くらいまでに行うところが多いでしょう。
朝の忙しい時間にゴミをまとめて、仕事に行くついでにゴミ袋を持って出す人も多いはずです。
実は福岡市では、この朝の恒例行事となっているゴミ出しは見られません。
福岡市内ではゴミ出しを真夜中と決めています。
公的に「ゴミ出しは日没から夜中の12時まで」とお達しがでているのです。

なぜ福岡市のゴミ収集が夜間になったかというと、交通渋滞を避けるために導入したのが始まりと言われています。
福岡市内は地下鉄とバスが多く走っているので、朝の通勤ラッシュ時にゴミ収集車が走るとさらなる渋滞を引き起こす原因となるからです。

最初は渋滞を避けるために始めた夜間のゴミ取集ですが、他にもメリットがたくさんありました。
まずカラスがゴミをあさらないので、収集場所でゴミが散らかることが少なくなったのです。
カラスは真夜中は眠っていて活動しないからでしょう。
また、ゴミ収集車が夜間に走っているので、防犯・防災にも役立ちました。
ゴミを出す方としても、仕事から帰ってきてからゆっくりゴミ出しをできるメリットがあります。

夜中の12時からゴミ収集を始めると、騒音が気になる方もいるでしょう。
その点はきちんと配慮されており、作業員はマイクを使って運転手とやり取りしているので大丈夫です。

燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミは全て夜間収集となりますが、粗大ごみは「粗大ごみ受付センター」に電話で申し込まないといけません。
指定の日に決められた場所に出す必要があるので、必ず申し込みを済ませてください。
ちなみに粗大ゴミのみ昼間の収集となります。

ゴミの出し方については、賃貸マンションやアパートなどの集合住宅の場合はゴミを出す場所にも指定があるかもしれません。
契約時に確認するか、ご近所の方に聞いておくと安心です。

＜参考＞ 24時間ゴミ出しOK。博多駅周辺の高級賃貸物件