Mokapple Blog

トロント留学中!英会話好きな薬剤師によるイラストブログ。

新米薬剤師から薬学生へ。今のうちにやっておくべきこと。




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薬がわからないという感覚を覚えておこう!!

 

新米薬剤師、mokaです。

 

今回は薬学部に通う一、二年生向けに記事を書いて見ました。
というのも、今しか学べないことがあるからです。

一般消費者目線を覚えておく

これから薬学生のみなさんは、薬を学んでいき、いやでも薬の事が多少なりわかるようになってきます。

 

そうなる前に、薬の事が全く分からない、一般消費者目線の感覚を覚えておいておくことをおすすめします。

 

ドラッグストアに行って、陳列している市販薬を眺めてみてください。
風邪薬だけでも色々な種類があって、なにがなんだかわからない状態だと思います。

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このわからない状態から、どのような情報をもらえば、自分に合う薬を見つけられるでしょうか?

 

それが「一般のお客さん」が欲しい情報です。

 

今後、大学を卒業し、薬剤師として働くのであれば、相手にするのは「薬のことをよく知らない患者さん」であることが多くなります。

 

これから薬を学んでいき、作用機序や、専門用語などたくさん知識を頭に詰め込んでいきますが、患者さんが欲しい情報はそれではありません。

 

患者さんが何を薬剤師に求めているのか、それを今のうちに知っておくことは、今後の為になるはずです。

薬局で服薬指導を受けてみる

若い皆さんは、病院に行く機会はあまりないかもしれませんが、薬の知識があまりない今だからこそ、患者として、服薬指導を経験してみてください。

 

患者側の自分がどんな気持ちか、どういう風に薬剤師に接してほしいか、その感覚を覚えておきましょう。

 

4年次になると受けるOSCE試験では、とことん薬剤師側の立場として、患者さんにどのように服薬指導すべきかを叩き込まれます。

 

薬の知識を全く持ち合わせていない患者さんにとって、どのような説明が適切か考えておくことは、この試験を乗り越えるためにも大切です。

 

私は、薬局で飲み薬を処方されたときに、「飲む前によく振ってくださいね」と服薬指導されたことがあります。

 

その時、どのくらい振ればいいか疑問に思っていたのですが、目の前で実際に飲み薬の振り方を教えてくれて、とてもわかりやすい!と思ったのが、よく記憶にに凝っています。

ドラッグストアで働いてみる

私は2年次にドラッグストアでアルバイトしていた経験があります。

 

当時は薬のことを勉強したかったから、という理由で応募したのですが、今になって振り返ってみると、「消費者目線」を学ぶことができたいい機会だったと感じています。

 

2年生だった当時は、ほぼ薬の知識はなく、一般教養を終えたただの大学生でした。

 

棚に陳列されている薬の箱を手にとって、成分を見ても、何のことだかまったくわかりません。
周りを見渡しても、何の薬を買えばいいかわからない、何が違うのかわからない、という感覚を身につけることができました。

 

薬剤師になると、ドラッグストアの薬って成分を見ればだいたい何かわかるようになってしまっている為、そういう感覚がうすれてしまうのです。

 

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他にも、ドラッグストアでバイトをしていると、自分の知識が増えていく過程を自覚することができるというおまけがついてきます。

 

私は薬学を学んでいくにつれて、胃薬コーナーに売られている「H2ブロッカー」という薬が、なんでH2という名前なのか理解できるようになったりして(水素じゃないですよ)、当時は感動ながらバイトしていました。

患者さんの感覚がわかる最後の時期

大学1,2年次は、おそらく消費者の感覚に一番近い立場でいられる最後の時期でしょう。

 

1度物事を理解してしまうと、それが「わからなかった」時の感覚に戻ることは難しいと思います。

 

小学生、中学生に、「なんでこんなこともわからないの?」って思ってしまうことって、ありますよね。

当時は自分もわからなかったはずなのに、それを忘れてしまっているだけなんです。

 

「薬のことがわからない」状態のうちに、意識して、薬がわからないってこんな気持ちなんだ、ということを覚えておくことで、将来はより、患者さんの立場になって物事を考えられる薬剤師になれると思います。