moka(@mokapple)です。
私は「待つ」という行動がすごく苦手で、待たされるのがあまり好きではありません。
そんな私の仕事は薬剤師。そう、患者さんにお薬が出来上がるのを「待ってもらう」仕事です。
今回は「待つこと」について考えてみました。
待たされてイライラする理由
私は基本的に待ちたくない人です。
時間を無駄にする、という感覚がとても嫌いなんですよね。
特に待てないのは、自分に余裕がないとき。
仕事や家事などのやることに追われていると、常にイライラしてしまいます。
気持ちに余裕があれば、待ち時間が多少あっても、適度に時間をつぶして待てることが多いです。
自分が待たされることにイライラするときは、「あ、いま余裕がないんだな」と気づけるいい機会でもあります。
ですが、日本人は基本的に待たされることに過剰にイライラする人が多いですよね。
電車が2、3分遅れただけで何度も謝罪の放送が流れますし。
余裕がない人が多い、ということなんでしょうか。
薬局薬剤師として感じたこと
さて、冒頭でも述べましたが、私の仕事は薬局で働く薬剤師です。
薬局といえば、「薬をもらうだけなのにすごく待たされる」というイメージではないでしょうか。
私たち薬剤師は、処方箋を受け取ったときから、常に患者さんを待たせているということを念頭に置きながら行動しなければなりません。
処方箋をもらった瞬間から、カウントダウンが始まって、戦場に立たされている気分になります。
それでも待ち時間はゼロにはできないので、患者さんと窓口でお話するときに怒られたり、急いでいるからと話を聞いてもらえなかったりもするんですよね。
ですが、病院でお医者さんと話すのに、待たされてそんなにイライラしている患者さんは少ない印象です。
「待つ」ということに、どうしてこんなに違いがあるんでしょうか。
待つことに納得いくかが鍵
病院へは、皆お医者さんと話をしたい、相談にのって体調を治してもらいたい、という目的があるから待てるのではないでしょうか。
薬局は、薬をもらうだけ。早くもらって帰りたい!という人が多いと思います。
「待てるかどうか」の境目は、待ち時間に対してどのような目的があるか、だと思います。
ディズニーランドみたいに、好きなアトラクションに乗るために並ぶなら、自分が納得できる待ち時間。
電車が事故で遅延してホームで待たされるのは、納得のいかない待ち時間。
私はスーパーで並ぶのもあまり好きになれません。
セルフレジがあれば、自分でスキャンできるのにな~とヤキモキしてしまいます。
無駄に待たされている気がしてしまうんですよね。
最近、食料品店だけでなく、ユニクロやGU等の衣料品もセルフレジで買えるようになってきましたが、大歓迎です。
つまり「待つ価値がある」と思っていることには、人は待てるんですよね。
人を無駄に待たせないのは当たり前ですが、待たせてしまうときはそれなりの価値を提供するべだと思います。
薬局薬剤師として、患者さんに納得して待ってもらえる価値を提供できるようになりたいな、と思いつつ、日々勉強しています。